ケース19 岡山県津山市 ・ K
オーディオ仲間のTさんに連れられて向かったのは岡山県津山市のK。
前々から噂を聞いていたのに行く機会がなかったそうで、
今回、Rさん宅でのオフ会の前に二人で行ってきました。
一体どんなお店なのでしょうか。
店舗外観は古風な感じです。
長年やってきているという感じがかなり良いですね。
店内は奥に長く、4人掛けのテーブルが7つほどありましたが、
全ての席が埋まっていてお客さんでごったがえしていました。
地元の人気店のようですね。
L字になったカウンターの向こうが調理場になっています。
古民家を改造したようなお店なので、調理している様子が丸見えです。
メインの調理器具は電子レンジとガスコンロのようです。
メニューの表側です。
ロース、カルビ、オオカク(ハラミの事です)、タンなど、
細かいランク付けがされていないところが気持ちが良いですね。
値段も見ての通り、かなり安い設定ではないかと思っていたのですが . . .
メニューの裏を見てビックリ。
ワカメスープ、タマゴスープ、もやしスープが200円。
ご飯の大が200円、中が150円、小に至ってはなんと100円です。
この安さは○一に匹敵しますね . . . と思ったんですが、○一の方が安いですね(笑)
上タン塩(2人前)です。
今数えてみたところ、1人前が8枚という事になりますね。
値段から考えるとかなり良心的です。
店内が暗かったので色が判りづらいですが、
カルビはかなりの霜降りで良い赤色をしていて、食べる前から期待大です。
ハラミは色からして輸入物か雑種のパーツ買いですね。
これはちょっと期待するのは難しいところです。
テールスープには小さい関節が2つ。
尻尾の一番先の方の関節ですね。
テールスープに関しては色々書きたいのですが、それはまた後で。
まず最初にカルビとオオカクが運ばれてきたので
仕方なくカルビとオオカクを数枚乗せて焼けるのを待つことに。
炭火で良い具合に焼けて来たところで . . . ご飯は?(--;)?
おい!ご飯がまず最初だろ!
何よりも先にご飯を持ってこないでどうするんだ!(TT)
という事で、大至急ご飯を持ってきてもらうように言うと、
ご飯が出てくる前に何故か塩タンが出てきました。何故だぁああ!
個人的にはご飯、塩タン、カルビの順に持ってきて欲しかったですね(--;)
まず最初にカルビを食べてみたところ、
味も適度にある上、タレが絶妙で、思わず「これは良いですね!」と言ってしまいました。
厳密に見れば味の濃さがもう少し欲しいところでしたが、それを補って余りあるタレの力。
ご飯が進む事間違いなしです。
次に食べたオオカクは見た目通りで、残念ながらイマイチ。
オオカクは塩で食べたいところですが、
今回のオオカクを塩で食べると塩に負けてしまうような気がしますね。
かといってタレで食べてしまうとタレに負けてしまうでしょうし、難しいところです。
ここは少し高くても是非他府県の和牛を使ってもらいたいところですね。
タンは若干硬め。
味は悪くありませんので、レモンではなく、出てきたままの塩コショウで食べたいところです。
さてさて、ここからが問題のテールスープ。
注文時に「時間かかりますよ」と言われたので「あ、大丈夫です」とは言ったものの、
キッチンには二口のコンロしかなく、他のお客さんの注文を順番にこなしていくと、
出てきたのは食べ終わって一息ついた後になってしまいました。
最後にスープだけ食べる二人 . . . おかしいやろー(--;)
というか、お店としてはあってはならない事態ですよね(笑)
ただ、このお店の店員さんの愛想の良さや一生懸命さを見ていると、
「まぁしょうがないな」と思ってしまうのが不思議なところです。
( 石鍋の蓋をしているように見えるフライパン。 じつは同時に卵を焼いています )
さて、テールスープの味ですが、予め煮て冷凍してあったテールを電子レンジで解凍し、
鶏ガラスープと合わせて味を微調整して . . . って、それじゃせっかくのテールが勿体無いですよね(--;)
煮込むときに出る出汁がテールスープの醍醐味ですから、
ここは一つ、テールスープ専用のずんどうを用意していただき、
煮込んでトロトロになったテールをシンプルに頂きたいものです。
今回は塩タン、カルビ、オオカクを各2人前とライス(小)を2つ、
テールスープとタマゴスープとウーロン茶で、合計6,180円。
1人あたり3,000円というのはなかなか良いのではないでしょうか。
店の雰囲気が良いのでちょっと高め。
52点 / 100点
そして最後に一つだけ言わせてください。
このお店では是非カルビを食べてください。
カルビ以外は食べなくても大丈夫、とにかくカルビを食べてください。以上(笑)