ケース13  岡山県津山市 藤○

焼肉G面!もいよいよ県境を越えてお隣・岡山県へ。
「焼肉 藤○」は岡山にお住まいのTさんお勧めの焼肉屋さんなのですが、
ネットでも評判が良いようです。
お借りしていたCDをお返しする機会に合わせて行って来たのですが、さてさて結果は . . .


看板

県道沿いに立つ、分かりやすい大きな看板。
安心して低価格で美味しいお肉を提供できるようにと自社牧場で育てた牛を使い、
「黒毛和牛専門店」となっています。


お店

しっかりとした作りの店舗入り口です。
お店は昔からあるようなので、数年内にリニューアルでもしたのでしょうか。
気軽に入れる雰囲気が良いですね。

中は外見から想像するよりずっと広くて驚きました。
6人がけのロースターから個室まで幅広い座席があるのも良いですね。


テーブル

テーブルはかつてないほど整然としています。

紙ナプキンも割り箸も、その横にある食器類(小皿など)も全て綺麗に並んでおり、
しかも食器類の上には大きめの紙ナプキンがかけてありました。
メニューの右横には多すぎるほどの大き目の紙ナプキンが置いてあります。
嬉しい配慮ですね。


メインメニュー

メニューのメインページです。

上ロース1,300円、ヘレ1,500円、上カルビ1,100円 . . . は良いのですが、
使ってある写真の肉がさほど良いものでは無いというのが残念です。
実際に出てくる肉よりも遥かに良い写真を使うよりはマシですが、
もう少し良い写真を使ったほうが見栄えが良いのではないかと思います。

ハラミやサガリはメニューにありませんが、よく見ると「オーカク」がありますね。
「オーカク」はもちろん「横隔膜」の事で、「ハラミ」にあたります。


サイドメニュー

サイドメニューです。

特に必要なのはライス(右上あたり)とかスープの欄ですね。
ライスは個人的には50円ずつ安いぐらいが基本ですね。


塩タン

塩タン(980円)です。
画像では分かりづらいですが、塩こしょうがしっかり振ってあります。
このタンは間違いなく和牛のものですね。

ところでメニューを見ると「塩タン」も「タン」も980円となっているのですが、
何か違いがあるのでしょうか。
しかも「塩タン」の写真はタンが7枚なんですが、実際に出てきたのは5枚でした。
変に誤解を与えるので、メニューの画像は差し替えた方が良いかと思います。


カルビとオーカクと上カルビ

カルビとオーカクと上カルビ(全て1人前)は同じ皿で来ました。
どれがどれだか分かりますか?


別角度から

左から順に、カルビ、オーカク、上カルビです。

上カルビはさすがに綺麗な霜降りですが、
それに比べるとカルビとオーカクはサシが無さすぎるのが残念です。
カルビとオーカクはA2クラス、上カルビはA4クラスといったところですね。
上カルビのクオリティーを落とすのは難しいと思うので、
カルビとオーカクはせめてA3の下ぐらいを使ってもらえたらバランスが良いと思います。
オーカクに関しては和牛のものかどうか微妙なところです。


卵スープ

卵スープです。
画像だと分かりませんが、実際には結構大きめでした。
味はしっかりしていて想像以上に美味しかったです。


早速焼いてみましょう

しっかりとサシが入ったお肉というのは焼いていても見栄えが良いですね。
網は使い捨てのもので、原価は一枚35円です(笑)


早速塩タンから食べてみたのですが、
塩タンは見てのとおりのクオリティーなので心配ありませんね。
若干薄いのが残念でしたが、味はほぼ満足でした。

※メニューの最後のほうに手書きのページがあり、「厚切りタン」がありました。
そういうのは見開きページに書いておかないと見逃しますね(--;)

カルビ、ハラミは見てのとおりの霜降り具合なので味はあまり期待していませんでしたが、
ハラミはともかく、カルビの厚めのものはタレで食べると良い感じでした。
( ※タレはしょうゆベースとみそベースがあり、僕は味噌ベースで食べました )
ただ、やはり想像どおり肉自体の味はもう一つといったところでしょうか。
サシの無い和牛を使うよりも、サシのあるf1(雑種)を使った方が上かも知れませんね。


上カルビは7分焼きぐらいで食べると割り箸で引っ張っただけで切れるほどの柔らかさでしたが、
脂の甘みが少なかったこともあり、少ししつこく感じました。
脂のしつこさに対抗するだけの肉の力が欲しいところですね。
岡山の別の焼肉屋さんで上カルビを食べたときにも同じような事を感じた事があるのですが、
ひょっとすると岡山和牛の肉質なのかも知れませんね。

日本で有名な松阪牛も近江牛も、そしてもちろん神戸ビーフも、
全ての牛の基本は兵庫県にあると言っても過言ではありません。
兵庫県産の牛は肉の味が非常にしっかりとしているので、
サシがびっしりと入っていてもそれに対抗するだけの肉の力があるのですが、
他府県の牛の肉にはそれだけの力が無いものが多く、
霜降りになればなるほど、「単にしつこいだけ」になるものが多く見られます。
逆に言えば、純兵庫県産の肉はサシが無くても味が濃く、美味しく食べていただけます。


〆にユッケビビンバ

「もうちょっとだけ食べたいなぁ」と、最後に注文したユッケビビンバ。
ゴマ油がしっかり効いていてすごく美味しかったです(^^)


< 会計 >

塩タン 980円
カルビ 850円
上カルビ 1,100円
オーカク 980円
ライス(大) 300円 ×2
卵スープ 350円 ×2
ユッケビビンバ 850円
合計 6,060円


あれ? 6,350円じゃなかったっけ?(--;)?

最後に頼んだユッケビビンバを除けば1人あたり2,500円程度と、
想像していたよりは安く収まった感じですね。
ただし、いつも言っているように「上物が美味しいのは当たり前」なので、
あくまでも並のカルビとオーカクでの判断だとするとちょっと分が悪い気がしますね。
普段食べているハラミを80点とすると
今回のオーカクはやはり50点ぐらいになってしまうので厳しい評価になってしまいますが、
肉に関しては妥協したくないので正直に評価してみましょう。


58点 / 100点


よく考えると神戸の焼肉店Pと似た感じの味でしたね。
「焼肉店P 1回目」  「焼肉店P 2回目」

最後に行った時のPが53点だったので、5点アップで58点。
食べてるときは美味しく感じても、後で思い起こしてインパクトがないと評価も厳しくなります。
焼肉ってシンプルなだけに難しいですね(--;)


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